スワイショウ(1〜5)と、精力を補充する「小周天」


まず機能解剖学に基づいた正しいスワイショウで軸を正常にするよう脊髄を動かして、脳脊髄液の循環を促します。すると、脳の老廃物がスムーズに取り除かれ、精神が安定します。

このスワイショウによって脊椎をはじめとする諸関節の詰まりを取り除かなければ、様々な功法(ヨガなども含めて)は徒労に終わるのです。

なぜなら、エネルギー(気=生体電流)の強い人ほど、歪んでいる箇所に痛みや不快感が生じています。

小周天はスワイショウなどで脊椎の詰まりが取り除かれて習熟してくると、幾つかの要因を抑えれば、歩きながらでも可能となります。

スワイショウの5番目は、安全性の高い有酸素運動(血がめぐれば気は巡り、気がめぐれば血はめぐる、つまり血液やリンパの流れ、脳や心臓の動きはこの「気」=生体電流によって機能しています)、関節運動(リハビリも含め)としても最良のものです。また下半身の障害の回復期間中に極めて有効(回復の促進、歪みを作らないなど)と言えるでしょう。

大周天はスピリチュアルではない

大周天は古来、煉丹術(医学的な気功法)の一つで、小周天に習熟した後に行われるものですが、気功の中でも高度な技法と言われています。

電磁波が飛び交う現代の科学に基づけば、アーシングも付け加えるべき、避けて通れない重要な基本所作のひとつです。

大周天はあくまでも医学であり、スピリチュアル(自己のこの世の安寧・幸運のために神秘的な力を引っ張ってこようとするパターン)とは対極を成すと言えるでしょう。


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